吉田慎司/この手で変えられる世界の一部 ―箒で伝えられるもの―
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2023年01月10日
第5回 工房想念 ①素材
ここまで、一見珍しいと思われる箒の仕事へどのように辿り着いたか語ってきました。ここからは現在の話として、箒を材料から育て、作り、お客様...
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2022年12月06日
第4回 未知と交錯の日々、京都②
智史さんは、兄の芳弘さんと対称的で、すごくおしゃべり好きな人だった。表情豊かで、いつもにこやかだったイメージがある。とにかく京都の文化...
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2022年11月04日
第3回 未知と交錯の日々、京都①
よれたメモを頼りに、せき立てられるように電話した。京都の市外局番を押すのは初めてだ。電話口の芳弘さんは、箒の作り方を習いたいという申し...
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2022年10月07日
第2回 記録と娯楽
武蔵野美術大学での卒業制作のタイトルは「記録と娯楽」だった。「あらゆる表現は、作者の思想を社会に残すという意味の記録、そして人を魅了す...
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2022年09月09日
第1回 からっぽから根が生えるまで
光なんて、無いと思っていたはずなのに。いつからか、手を動かすことは眩いものに触れることだと信じるようになった。道の途中で、ほとんどのも...